2024年度CEV補助金対象車種選定基準について

(文字起こし)

 はい、みなさんこんにちは。今日はですね。電動車に対する補助金でCEV補助金というものがあります。これ毎年4月以降に補助対象になる車種ですとか、補助額。これが大きく変わることがあるんですが。来年度以降、4月1日以降の選定基準。車種選定の基準について、どういった項目で評価されるかというところが、資料が経産省から出ています。これについて、見ていきたいと思います。それでは画面共有させていただきます。

 これ、年によっては。過去ですけども。結構大きな車種の変更があったりした時もありました。例えば、クリーンディーゼル。ディーゼルってお聞きになられたことある方もいらっしゃるかもしれないですが。あれも補助対象だったものが外れるということが起きた時もありました。

 現状は電動車に対するものは補助するという形になっていますが、ハイブリッドカーについては、電気でコンセントを使って充電できないものは対象外と。純粋なガソリン車というふうに整理されている感じです。ただプラグインハイブリッドカーにつきましてはコンセント接続して車両に直接充電ができるという機能がありますので、一応電動車の扱いということで。今もプラグインハイブリッドカーについては入っております。ですが4月以降どういう風になるかっていうのはちょっと注目されてるところです。

 で、大きな(評価)項目として。今回発表されてる資料の中ですと、今まで純粋に車両性能に対して評価をして、補助金の額がランク付けされるというところがあったんですが。今回からはここにも書いてあるんですけども車両性能以外の充電インフラ整備とかアスターサービス体制の確保、災害時の地域との連携など。そういった、車両の性能以外の部分の整備状況ですとか、そういうものも補助金の額を決定するにあたって、こういうものも評価しますと謳われてます。後ほど詳しく見るんですが、大きく分けてこの4つの評価項目があります。

 で、現状。まずスケジュールとしましては。今は目下2月下旬ということで。メーカーによるその対象車両の申請の締切りが2月下旬に予定されています。今、車両申請の真っ最中と。メーカーによる申請の真っ最中ということになります。3月中旬頃に審査委員会による審査がありまして。どの車種を補助対象とするかですとか。あと補助対象額を決定するという形になっております。ホームページにおいてそれを公表するというふうになってます。これ4月以降の登録車が新制度の対象ということでして。3月31日以前の登録車については今まで通りの補助額が一応適用されるというふうには発表されています。ですのでその、4月以降の補助対象車種がどうなるかというところが注目されています。

 で、具体的な評価項目の中身についてはこちらに載っております。純粋に車両性能の部分で言うと、この1番目の部分ですけれども。それ以外の特徴が、今回特徴的な部分が入ってまして。このユーザーが安心安全に乗り続けられる環境構築というところ。具体的には1番。充電インフラを充実させること。さらに具体的には全社の電動車を普及させる上で重要な公共用急速充電器の整備に取り組むこと。電動車が増加しても、ユーザーの利便性を確保できるように自社の販売台数に応じて急速充電器、公共・非公共の整備に取り組むことっていうことも、自動車メーカーに対して国が求めています。まあ、こういうものを評価項目としますよということです。

 あと2番目としましては、修理メンテナンス等のアスターサービス体制を充実させることも求めていきます、ということでして。具体的には、十分な数の整備拠点を確保するなど、整備サービスを提供できる体制の確保に取り組むようにしてくださいですとか。修理や交換の迅速化の観点から主要部品の安定確保に向けて取り組むこと。メンテナンスを支える整備人材の育成に取り組むこと、っていうこともメーカーに求めていきますっていうことです。あと、車両サイバーセキュリティ対策に取り組んでくださいと。結構電動車ですと、iPhoneのような、家電のOSのアップデートみたいなイメージで。車両自体の制御ソフトもインターネットに接続して、どんどんバージョンアップしていくというような機能もあります。サイバーセキュリティ対策もしっかりやってくださいということを求めています。

 あとライフサイクル全体での持続可能性の確保という観点での具体的な要求項目ですけど。蓄電池や鉄鋼等を含めたライフサイクル全体でCO2排出削減に向けて取り組むこと。ですとか。資源を有効活用の観点からバッテリーのリユース・リサイクル等に取り組むこと。あと、GXリーグへの参画や取引適正化など、サプライチェーン全体の持続可能性の確保に取り組んでくださいということも、自動車メーカーに要求しています。

 あと他分野の貢献ですけど。外部給電機能の具備を通じて、エネルギーマネジメントや災害対応にも貢献してくださいということを、国が自動車メーカーに対して求めています。こういったことを満たすように自動車メーカーが車両開発をして行くと、必然的に補助金の額が上がるような、そういう制度にしていきますというふうになっています。

 みなさま注目のCEV補助金。果たしてどういう、4月1日以降は車種選定の基準で出てくるかというところですが。固唾をのんで見守っていらっしゃるかと思います。

 国の方も電動車の普及を、世界最高水準の電動車を普及させるために戦略的に誘導するという目的でこのCEV補助金を利用しているところがあるかと思います。私もその観点でどういった風に出てくるかという所、固唾をのんで見ています。また何が動きがありましたらまたご報告させていただきます。今日のところは以上です。

引用元:経産省
クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)の概要(2/1付公開)https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/automobile/cev/r5hosei_CEV_gaiyou.pdf

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