日本記者クラブ主催の共同会見に思ふ

 首都東京の行政の長を選ぶ選挙の告示日を6月20日に控え、立候補を予定する多士済々の4氏の共同会見が開催された。

 政治的中立性、不偏不党や公平性の観点から、特定候補の論評は差し控えるが、この度の戦いは無党派層の琴線に触れることが出来る候補者が最終的に勝利するだろうと考えている。

 大手メディアは政党対決の構図として捕えがちであるが、最新の世論調査結果をふまえると、支持政党の最大派閥は特になし、つまりは無党派層である。その率は実に44%をも占める。

 各候補に期待することと言えば、無から有を生み出す政策を考えて公約に掲げ、それを実行してもらいたいということだ。それには財政的観点だけでなく、イノベーション創出を含む知財の利活用、ソフトパワーの観点が欠かせない。

 資源配分の最適化は重要だが、それだけでは高付加価値を生み出し成長を加速させることは難しいこともまた事実である。知財の利活用を技術系の人材にアウトソースする発想もあるが、最終的には行政の長がその政策の優先順位を付けなければならない。その優劣が分からないようでは東京の真のハンドリングは無理であろう。

 やはり、バイブリッドで全方位戦略で戦える候補者が首都東京の次のリーダーにふさわしい。無党派層はそのような比類なきリーダーの登場を渇望している。

引用元 NHK世論調査 政党支持率 無党派層は44%(6月10日更新)
https://www.nhk.or.jp/senkyo/shijiritsu

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