岸田総理の米議会演説に招かれ日米タッグの象徴として紹介された星出宇宙飛行士

 岸田総理大臣の米議会演説。前日の晩さん会演説ではジョークを飛ばし観衆を引き付けて多くの方の注目を集めました。事前に米大統領のスピーチライター経験者の指南を受けて議会演説準備したとの報道もありました。

 小学校の最初の3年間を米国の現地小学校に通い、実際にニューヨーカーだったということで、ホットドックをほおばりヤンキースを応援したそうです。多くの米国人に親近感を与える作戦は成功だったと思います。実際に自分のエピソードがある話は強いなと思います。

 演説の中で印象的だったのは、29:58からの日米宇宙協力の話です。米国人以外で初めての月面着陸を日本人宇宙飛行士が担うという話。特に30:41から、宇宙開発の現場で日米タッグの象徴として議場に招かれていた星出彰彦宇宙飛行士が紹介されました。

 実は私、何を隠そうその昔、星出宇宙飛行士と直接お会いして、お話したことがあります。ご本人は全く覚えてらっしゃらないと思いますが、2006年6月23日です。大学の人間教育講座で、星出飛行士を招いた講演会がありました。その日は雨降りの金曜夕方でした。

 私は講演を聞き終えた後、一言お礼のご挨拶と星出飛行士の名刺を頂くチャンスだと思って、甚だ僭越ながら(塾生注目の)精神で勇気を出してお声掛けさせていただいた者です(笑)。

 その時星出飛行士は大雨のなか急いでお越しになったようで名刺を持ってくるのを忘れてしまったとのことで、結局名刺ゲット作戦はあえなく失敗となりました(笑)。

 ただ、その当時の講演内容を覚えていますので、ついにあの意思の強い星出飛行士が、日米協力の象徴として宇宙協力で総理大臣演説に登場し、米議会に招かれ紹介もされたかと思うと、とても感慨深く、今でも嬉しさを抑えられないでいます。

 ちなみに、この日の講演内容(「日本の有人活動について」p87-126.)は論文に収録されて本文のダウンロードもできるようです。ご興味のある方は下記リンクを張っておきます。ダウンロードボタンは著作権法を遵守してご利用をお願いします。

●引用元 日テレNEWS 【岸田首相】アメリカ連邦議会の上下両院合同会議で演説 日本の首相として9年ぶり2人目

人間教育講座 2006年6月23日 チラシ
https://www.st.keio.ac.jp/koza/docs/poster12b.pdf

日本の有人活動について(2006年6月23日星出彰彦宇宙飛行士講演)
https://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koara_id=KO50001001-20060000-0087 

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