中企庁がＭ＆Ａ買い手の信用調査強化へ指針見直し

　中企庁がＭ＆Ａガイドラインの指針を改訂して、買い手候補となる法人の信用調査を実施するよう求める案を検討しているという。

　Ｍ＆ＡのＦＡ・仲介業者が税務申告書などで買い手の資力等を確認することを求める。また、不適切な買い手の情報についても業界内で共有する仕組みも検討するという。

　Ｍ＆Ａ支援機関は、Ｍ＆Ａガイドラインの遵守が義務付けられている。Ｍ＆Ａ支援機関でなければＦＡ・仲介業務を行ってはならないというわけではないが、今後このような指針に改訂されるなら、取引の安全性の観点で、益々Ｍ＆Ａ支援機関にＦＡ・仲介は依頼すべきと感じる。

　また、不適切な買い手情報について業界内で共有する仕組み作りについては、検討ではなく早急に整備・実現していただきたいと思う。いわば買い手候補に関するブラックリストのようなものだが、少しでも判断材料が増えることはよいことだ。取引の安全性を業界を挙げて実現するために必要な取組みであると思う。

引用元　ヤフーニュース配信記事　朝日新聞デジタル　M＆A仲介「買い手の信用調査」強化、中小企業庁が指針見直しへ
https://news.yahoo.co.jp/articles/2425c0f07e995dabb0598a9550c69290b5e549c2